JAS認定ソムリエ。料理研究家。
「AGIOルミネ横浜店」にてキッチンスタッフとして働いたのち、横浜市中区の「カトルフーケ」にて、ワイン専門ショップの店員として多くのキャンペーン企画などを担当。JSA認定ソムリエ取得。
その後、株式会社フードライナー営業部に所属。青山・六本木の有名レストランやショップを多数担当し、そのお店に合ったワインを紹介することで、お客様からたくさんのお喜びの声をいただいた。
当初より、ワインテースティングの表現力には定評をいただいている。
長年、友人・知人とのホームパーティーで料理を提供し、「ワインに合う温かい料理」をお客様に提供するため、日々研鑽を積んでいる。
ソムリエは、ワインの伝道師。
お酒を学ぶ。なんて、そんな楽しいことがあるだろうか。そんな気持ちで始めたソムリエの勉強。人々が心を解放し、人生を楽しむための、人類最大の発見とも言える「お酒」を仕事とするなんて。おかげさまで、ものすごくたくさんの種類のワインを味わう機会があった。そして、それをお客様に伝える。喜んでくださる笑顔を見る。なんてすばらしい!
しかし反面、「伝えるって難しい」と思うこともしばしばだった。有名なワインは、いくら高価でも、誰も紹介しなくてもどんどん売れる。しかし「誠実に」「正直に」「自分が美味しいと信じるもの」を愚直に作っている生産者のワインは、なかなか派手には売れない。「こんなにいいワインなのに」「こんなにリーズナブルなお値段なのに」と。
ワインはとっつきにくい。あまりにもたくさんの種類。そしてお値段も高い。ラベルに味わいも書いていない。(最近フランスワインも品種は書くようになったけれど)でも、だからこそのソムリエなのだ。ワインの伝道師なのだ。
ワインの良さを知ると、人生が変わる。
美味しいワインには、そのワケがある。土地を理解し、ブドウを理解し、手を抜かずに「値段に見合う」仕事をしているワインが、すなわち価格通りに、もしくはそれ以上に美味しいワインなのだ。もっとも素直で単純な話。でも、それはラベルからは伝わらない。お客様は、自分の好みを探すために手当たり次第に飲むわけにもいかない。おまけにそのラベルが地味だったりする。
そして・・・気づいたのだ。美味しいワインのそのワケって、人間と一緒?人生と一緒?結局、一見地味だったり、とっつきにくかったりするけれど、真面目で信念のあるものが良いものなのだ。それを信じれば、間違いない。そういうワインを、オススメしようと。
ドレッサー・ラ・セゾン Dresser La Saison で楽しむワインとは。
皆さんがご存知の、有名なラベルの高価なワインは、あまり出てこないかもしれません。なぜなら、それは伝道師がいなくても選べるものだから。その代わりに、なかなかラベルが読み込めないと選べなかったり、そもそも地味で覚えにくいデザインだったりするワインをみなさんと味わいます。それは「見つけにくいけれど、本当に美味しいワイン」です。
そして、それを次の場面でも、他のソムリエやショップの店員さんとの会話でも活かせるようなチップをお伝えします。「あら、こんなことだったの?」という発見と驚きを体験してください。どうぞそれを使って、次の美味しいワイン、次のマリアージュを心から楽しんでください。